お金を転がしているだけじゃない、社会におけるトレーダーの役割

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株式やFXなどのいわゆる金融トレーダーは、しばしば”社会の役に立ってない”
とか、”仕事せずに稼いでいる”と、理解のない人に言われることがあったり、
偏見を持っていませんか?

お金を転がして儲けることに罪悪感を感じるような偏見は非常にもったいないです。
お金を稼ぐことに貴賤はありませんし、そういった偏見によって
あなたが稼げたかもしれないチャンスを失っている可能性があります。

事実、トレーダーは自身が稼ぐことによって立派に社会的な価値を提供しています。このことを理解していると、トレーダーとして自身を持てたり、”お金を稼ぐのは悪いこと”のような間違った価値観を修正することができます。

では、トレーダーの社会的な役割とはなんでしょうか?

トレーダーは世界からお金を集める仕事

トレーダーの社会的な役割とはずばり、”お金を市場から集めて儲けること”です。つまり、投資活動で儲けること自体が重要な仕事です。

例えば、株式市場を例に考えてみましょう。
日本在住のAさんがある企業の株を100株10,000円分買ったとします。
その後、株価は100株20,000円まで上がり、Aさんは10,000円儲けることができました。

この10,000円の儲けは、100株20,000円のときに買ってくれた別の投資家によってもたらされたはずです。もし、その投資家が海外投資家であるならば、海外から日本在住のAさんへ流入したことになります。

次に、Aさんは儲かった10,000円のうち、半分は納税し、もう半分は近くの食事処で焼き肉を食べて消費したとします。

すると、納税したお金は日本の公共サービスのために使われ、残りの半分は日本のお店で働く人の利益になりました。

このように、Aさんが日本に在住している限り、Aさんの経済活動は日本で行われるので日本国内で投資益を消費するのです。

このことは逆もしかり。海外の投資家が日本で投資活動を行って儲けるほど、日本国内のお金は流出していきます。

つまり多少の語弊はありますが、多くの資金力のあるトレーダーが集まる国ほど世界からお金を集めやすく、トレーダーが減っていくと国自体からもお金が無くなっていくのです。

近年日本は少子化が進んでおり、徐々に経済が衰退していくと予想されています。また、GAFAのような外資の大企業が時価総額のトップを走り、サービスを利用する側はどんどんと海外にお金を流出させていっています。国が貧乏になれば、公共サービスの質が落ちてめぐりめぐって国民全体に跳ね返ってくるということを覚えておくべきでしょう。

日本に限らず、自身の在住国を間接的に応援しているという使命を持って
トレードに取り組むようにすると、いい加減な取引が減っていくかもしれません。

気の持ちようでよいトレードができるなら参考にしてください。

ただし投資は自己責任で!

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