初心者は資産の何パーセントをFXに使うべき?賢くFXを組み込んで資産運用しよう

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Fxを始めたばかりの人や、まだ利益が安定して出せない人にとって、FXは儲かるか損するか微妙なリスク資産です。

もしかしたら大儲けするかもしれないし、大損するかもしれません。

このようなリスクの高い資産に、どの程度資金をつぎ込むかは個人の自由ですが、全額つぎ込んで全額失ってしまったら市場から撤退を余儀なくされてしまいます。

では、自身の資産のどの程度をFx原資として活用すれば良いのでしょうか?

Contents

投資可能資金から決める

まず、あなたの総資金の中から投資可能資金の総額を決めます。

投資用の資金は必ず”余剰資金”から用意してください。無くなってしまったら生活に困ったり、借金しなければならないほど投資につぎ込むのは論外です。(少なくとも個人投資家には)

一般的には、給料3~6か月分を手元に残し、それ以上の額を投資に回すことが一般的です。

多くの人にとって、月々の給料が生活水準を決めていることが多いため、よほどの不幸が重ならない限り給料3~6か月分あればなんとかなることが多いらしいです。

給料3~6か月分はすぐに引き出せる現金に残し、投資資金の総額を決めましょう。

高リスク資産用と低リスク資産用に分ける

次に、投資資金を高リスク資産用と低リスク資産用に分けます。

低リスク資産は債券やETFのような、元本割れのリスクはあるが、売買が盛んで価格変動が少なく、配当が得られるような比較的利益が出やすい銘柄に投資します。

一方高リスク資産は、個別株やFxのようなハイリスクハイリターンの商品に用いる原資として運用します。

今や大投資家として有名なウォーレン・バフェットなど、多くの投資家はこのように高リスク資産と低リスク資産に分けて運用を行っています。この運用方針は”コアサテライト戦略”と呼ばれています。

コア部分については日経やダウなど、大きな市場の資産が下落したタイミングで買い増して放置で構わないでしょう。投資信託は一般的に手数料が高い割に結果が安定しないのであまりお勧めはしません。コア部分には配当や長期的な値上がりによる利益が見込めるので長期投資に向いています。

一方、サテライト部分は個別株とFxで何倍もの収益を短期的に狙います。ただし、ハイリスクのために損失が発生する可能性もとても高いです。そのため、無くなったら補充するようなやり方では全体の投資結果としても良い結果とはなりません。

では具体的にどのような割合で投資資金を分ければ良いのでしょうか?

基本コア : サテライト = 8 : 2

まずは投資資金を8:2に分け、80%を長期投資に充てます。そして残った20%部分から個別株やFx資金を捻出します。Fxしか行わないのであればFxに20%すべてを使っても構いません。

サテライトが利益を出したら、全体が8:2になるようコアに補充

サテライト部分は自分自身でアクティブに運用する資金です。利益が発生しやすい部分でもあるので、大きく利益が出ると、投資資金全体の割合が変わってきます。

サテライト資金が大きく増えたならば、全体のコアサテライトバランスが8:2になるよう、サテライト資金からコア資金へとお金を移動させましょう。

サテライトが損失を出しても、すぐに補充しない

サテライト部分が損失を出した場合、先ほどとは異なりすぐに8:2に調整してはいけません。

際限なくFxなどのハイリスク商品を取り扱ってしまうと、せっかく投資資金を分割したメリットがなくなってしまうからです。

この際は損失を甘んじて受け入れ、サテライト部だけでもう一度利益を出せるように運用しましょう。

また今後入ってくる給料などの投資外収益から、投資資金を捻出する際にその2割を追加する分には構いません。

利益にかかる税金を分けておくのを忘れずに

徐々に投資益が大きくなってくると、それらにかかる税金の額もばかにならなくなります。

うっかり全額を一気に失ってしまい、税金が払えなくなってしまうのも馬鹿馬鹿しいので、税金に関してだけはしっかり気を付けて分けておきましょう。

投資の本質は資金管理

近年、このようなリバランスはロボアドバイザーなどがやってくれるようになってきましたが、サービスを利用するからにはやはり手数料がかかります。

面倒でも自分で資金バランスを整えていくことで、自身の投資感も作れるし節約もできて一石二鳥です。ぜひ参考にしてください。

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